口臭治療について

口臭(こうしゅう)治療(ちりょう)について基本的(きほんてき)には、ほんだ歯科(しか)口臭(こうしゅう)外来(がいらい)の診断(しんだん)方法(ほうほう)および治療(ちりょう)方法(ほうほう)と同じ(おなじ)形式(けいしき)で進め(すすめ)ていきます。以下(いか)、システムについて簡単(かんたん)に説明(せつめい)します。初診(しょしん)は、大体(だいたい)2時間(じかん)ほどかかります。諸(しょ)検査(けんさ)を行い(おこない)、その結果(けっか)より患者(かんじゃ)さんがかかえている症状(しょうじょう)の原因(げんいん)を限定(げんてい)いたします。対処法(たいしょほう)(治療法(ちりょうほう))に関しては(にかんしては)、場合(ばあい)によっては、他の(ほかの)医療(いりょう)機関(きかん)(内科(ないか)など)へ紹介(しょうかい)し、受診(じゅしん)していただくケースもあります。検査(けんさ)の内容(ないよう)の一項目(こうもく)として、患者(かんじゃ)さん自信(じしん)の生活(せいかつ)実態(じったい)調査(ちょうさ)を行い(おこない)ます。患者(かんじゃ)さんの多く(おおく)が、これまでは「気のせい(きのせい)」として治療(ちりょう)から外さ(はずさ)れてきた「他人(たにん)には分から(わから)ない口臭(こうしゅう)」=「自(じ)臭(におい)」で悩ん(なやん)でいることに起因(きいん)しています。「他人(たにん)には分から(わから)ない」ということは、診療(しんりょう)においても確認(かくにん)が難しい(むずかしい)ということになります。それゆえ、これまでの治療(ちりょう)体系(たいけい)では、対象外(たいしょうがい)とされ続け(つづけ)ました。しかし、患者(かんじゃ)さん自身(じしん)が悩ん(なやん)でいるのは事実(じじつ)です。また、自覚症状(じかくしょうじょう)としては、確かに(たしかに)臭い(におい)や不快感(ふかいかん)があるわけです。本田(ほんだ)俊一(しゅんいち)先生(せんせい)は、患者(かんじゃ)さんから相談(そうだん)を受け(うけ)たことをきっかけに、この謎(なぞ)に取り組み(とりくみ)始め(はじめ)ました。この研究(けんきゅう)の過程(かてい)で、多く(おおく)の協力者(きょうりょくしゃ)を得ること(えること)に成功(せいこう)し、治療(ちりょう)を求める(もとめる)患者(かんじゃ)さんが全国(ぜんこく)から殺到(さっとう)しています。口臭(こうしゅう)の大抵(たいてい)の要因(よういん)は、不規則(ふきそく)な生活(せいかつ)や偏っ(かたよっ)た食生活(しょくせいかつ)など、臨床(りんしょう)の現場(げんば)では掴み(つかみ)きれない部分(ぶぶん)の問題(もんだい)と密接(みっせつ)に関係(かんけい)していることがわかっているからです。このような諸問題(しょもんだい)を分析(ぶんせき)し、他の(ほかの)検査(けんさ)結果(けっか)と照らし合わせ(てらしあわせ)て診断(しんだん)を行う(おこなう)ことにより治療(ちりょう)方法(ほうほう)を決定(けってい)していきます。これには、ある程度(あるていど)の時間(じかん)が必要(ひつよう)になります。さらに、このような背景(はいけい)があるため、特に(とくに)「自(じ)臭(におい)症(しょう)」に関しては(にかんしては)、患者(かんじゃ)さん自身(じしん)が生活(せいかつ)を変え(かえ)ていくことが求め(もとめ)られます。そのため、問診(もんしん)やカウンセリングにかなりの時間(じかん)を費やす(ついやす)ことになります。費用(ひよう)については、口臭(こうしゅう)は病気(びょうき)とはみなされないため保険(ほけん)の適用(てきよう)範囲外(はんいがい)になります。基本(きほん)診療(しんりょう)料(りょう)として、自費(じひ)で2万円(まんえん)かかります。同時に(どうじに)、歯科(しか)的(てき)問題(もんだい)についても検査(けんさ)が行われる(おこなわれる)ため、その分(そのぶん)費用(ひよう)が加算(かさん)されます。保険(ほけん)分(ぶん)は、2〜3000円程度(えんていど)となります。初診(しょしん)が終了(しゅうりょう)した翌日(よくじつ)からは、口臭(こうしゅう)の悩み(なやみ)を解決(かいけつ)するために、薬剤(やくざい)などが処方(しょほう)されます。以上(いじょう)の治療費(ちりょうひ)の他(ほか)に、若干(じゃっかん)の費用(ひよう)が加算(かさん)されます。以上(いじょう)の金額(きんがく)は、初診(しょしん)時(じ)にかかるものです。再診(さいしん)時(じ)は、基本(きほん)診療(しんりょう)料(りょう)として1万(まん)円(えん)かかる他(ほか)に、保険(ほけん)での治療(ちりょう)が必要(ひつよう)な場合(ばあい)にはその費用(ひよう)と追加(ついか)の薬剤(やくざい)の費用(ひよう)がかかります。合計(ごうけい)した場合(ばあい)、税込み(ぜいこみ)で初診(しょしん)時(じ)は3万(まん)円前後(えんぜんご)、再診(さいしん)時(じ)は1万(まん)5千円程度(えんていど)となる場合(ばあい)があります。初診(しょしん)の後(あと)は、3週間毎(しゅうかんごと)に評価(ひょうか)を行い(おこない)ます。遅くとも(おそくとも)3ヶ月(かげつ)以内(いない)に、満足(まんぞく)のいく治療(ちりょう)の成果(せいか)を得(え)られることを目標(もくひょう)としつつ段階的(だんかいてき)に治療(ちりょう)を実施(じっし)していきます。

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