口臭防止法

これまで、口臭(こうしゅう)の原因(げんいん)や実態(じったい)について書い(かい)てきました。それでは、口臭(こうしゅう)を無くす(なくす)か、あるいは減少(げんしょう)させるにはどのような方法(ほうほう)があるのでしょうか?第一(だいいち)に、原因(げんいん)を取り上げ(とりあげ)てその治療(ちりょう)をすることが基本(きほん)だと考え(かんがえ)られています。(=原因(げんいん)治療(ちりょう))特に(とくに)、”口の中(くちのなか)”以外(いがい)に原因(げんいん)があるケースでは、以下(いか)の問題(もんだい)が考え(かんがえ)られます。1)消化器系(しょうかきけい)の病気(びょうき)2)呼吸器(こきゅうき)系(けい)の病気(びょうき)3)鼻(はな)やノドの病気(びょうき)4)内臓(ないぞう)の病気(びょうき)以上(いじょう)に該当(がいとう)すると考え(かんがえ)られる場合(ばあい)、各科(かくか)の専門医(せんもんい)に治療(ちりょう)と検査(けんさ)を行っ(いっ)てもらう必要(ひつよう)があります。感染(かんせん)や炎症(えんしょう)の症状(しょうじょう)もあれば、”腫瘍(しゅよう)”の場合(ばあい)もあるかもしれません。自(じ)臭(におい)症(しょう)のケースでは、心身症(しんしんしょう)的(てき)な治療(ちりょう)や精神科(せいしんか)的(てき)な治療(ちりょう)が必要(ひつよう)となる場合(ばあい)もあります。カウンセリングや心理(しんり)療法(りょうほう)、神経症(しんけいしょう)などの治療(ちりょう)が必要(ひつよう)となるケースも想定(そうてい)されます。その場合(ばあい)、職場(しょくば)や学校(がっこう)、家庭(かてい)など周囲(しゅうい)の人(ひと)の理解(りかい)や協力(きょうりょく)も大切(たいせつ)です。さて、口臭(こうしゅう)の原因(げんいん)の大部分(だいぶぶん)は、”口(くち)”の中(なか)にある場合(ばあい)が殆ど(ほとんど)です。ムシ歯(むしば)や義歯(ぎし)の清掃(せいそう)が不足(ぶそく)しているケースもありますが、最大(さいだい)の原因(げんいん)とされるのは、口の中(くちのなか)のプラークであると考え(かんがえ)られています。(食べかす(たべかす)などの汚れ(よごれ)に細菌(さいきん)が繁殖(はんしょく)したもの)このプラークの除去(じょきょ)と予防(よぼう)が最大(さいだい)の防止(ぼうし)方法(ほうほう)となります。その"プラーク”が、口の中(くちのなか)のどの部分(ぶぶん)に多く(おおく)蓄積(ちくせき)されるのかと考え(かんがえ)た場合(ばあい)、1)「歯(は)の周り(まわり)」と2)「舌(した)の表面(ひょうめん)」になります。1)は「歯垢(しこう)」、2)は「舌苔(ぜったい)」(ぜったい)と呼ばれる(よばれる)ものです。”歯垢(しこう)”は、”歯周病(ししゅうびょう)”を引き起こし(ひきおこし)ます。それを除去(じょきょ)するということは、”歯槽(しそう)ノーロー”と”歯肉炎(しにくえん)”の治療(ちりょう)や予防(よぼう)を行う(おこなう)ことになります。”舌苔(ぜったい)”に関しては(にかんしては)、”タングクリーナー”や”舌(した)ブラシ”などの専用(せんよう)の器具(きぐ)を使っ(つかっ)た除去(じょきょ)を行う(おこなう)ことが効果的(こうかてき)です。舌(した)の表面(ひょうめん)は、小さな(ちいさな)突起(とっき)が無数(むすう)にあってザラザラしているため、プラークがたまりやすくなります。また、原因(げんいん)治療(ちりょう)とはなりませんが、次のよう(つぎのよう)な方法(ほうほう)で”口臭(こうしゅう)”を減らす(へらす)ことが可能(かのう)です。(一)最も(もっとも)手軽(てがる)な方法(ほうほう)は、”水(みず)で口(くち)をすすぐこと”ただし、短時間(たんじかん)しか効果(こうか)がありません。とりあえず数分間(すうふんかん)でもいいという時(とき)でしょう。(二)”洗口(せんこう)剤(ざい)・水(みず)ハミガキ剤(ざい)の使用(しよう)”この方法(ほうほう)は、主に(おもに)香料(こうりょう)により”口臭(こうしゅう)”を隠す(かくす)「マスキング効果(こうか)」と薬用(やくよう)成分(せいぶん)による「消臭(しょうしゅう)と除菌(じょきん)効果(こうか)」を期待(きたい)するものです。(三)”チューイングガム”唾液(だえき)分泌(ぶんぴつ)を促進(そくしん)させ、多少(たしょう)は歯(は)の清掃(せいそう)効果(こうか)を期待(きたい)することができます。同時に(どうじに)、配合(はいごう)成分(せいぶん)によるマスキング効果(こうか)と消臭(しょうしゅう)を期待(きたい)して利用(りよう)します。(ただし、シュガーレスやキシリトールガムをお薦め(おすすめ)します)(四)”清涼剤(せいりょうざい)を使用(しよう)”お口(おくち)の香り(かおり)スプレーや錠剤(じょうざい)・顆粒(かりゅう)などにより、主に(おもに)マスキング効果(こうか)を狙っ(ねらっ)たものです。(五)最近(さいきん)よく言わ(いわ)れるのは、”お茶(おちゃ)を飲む(のむ)こと”です。口臭(こうしゅう)の原因(げんいん)の一因(いちいん)である、”口(くち)の乾き(かわき)”を防ぐ(ふせぐ)効果(こうか)もありますが、「カテキン」という成分(せいぶん)が殺菌(さっきん)および消臭(しょうしゅう)効果(こうか)があることがわかりました。(六)その他(そのほか)”口腔(こうくう)乾燥(かんそう)症(しょう)”に関しては(にかんしては)、対策(たいさく)が必要(ひつよう)になります。また、緊張(きんちょう)やストレスでも口(くち)が乾き(かわき)ます。リラックスするだけでも効果(こうか)があるのです。

口臭

これまで、口臭の原因や実態について書いてきました。

口臭